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観客席に座りっぱなしも…

先日は、いつも作り手達と一緒に情報の共有や、ミスを少しでも改善する為に各、家づくり毎に開催している「施工会議」をしました。

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会議の内容は、

・施主様との出会い
・施主様の家族情報
・現場の情報、近隣環境、注意点
・工程の事
・各業者さんとの連携の打ち合わせ…

沢山あります。この施工会議をしてから4年程経過しますが、作り手の業者さんが一同に集まる機会は、そうそうありません。懇親会や忘年会など、酒の場はあっても、素面でみんな集う事は、実はないもんなんです。

私が下請けで、大手ハウスメーカーの仕事をしていた時も、会議はありました。しかし、彼らに言われる事は、施主様の事ではなく、安全面と各工務店がきちんと保険に入っているか?など考えようによっては、自社を守るための事ばかりでした。

もちろん安全面は大事です。大手さんに比べれば、地場の工務店さんは、私たちも含めて、まだまだ甘いと思います。

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私が大工出身だからと言う事もありますが、家づくりは、やはりリーダーがいます。これは間違いなく大工です。棟梁と言われる方です。

棟梁が現場のリーダーになり、各業者さんと意思の疎通をしながら、図面や工程表等では伝わらない事を一緒にシェアしていく必要があるんです。

変な例えですが、家づくりはオーケストラなんです。

施主様は観客、各楽器の担当は業者さん。そして、指揮者は棟梁です。もっと大きくいうなら指揮者は工務店でもありますが、やはり棟梁です。

指揮者がきちんと演奏者達を見て、また、演奏者も指揮者をきちんと見て、タクトを振らなければ、良い音は出ない。でも縁創建工房では施主様は観客席に座りっぱなしでは困るんです。

舞台に上がって一緒に音出しましょう。演奏一緒にしませんか?って感じです。

もっと言うなら、「ここのパートの楽譜考えて下さい。その音出しますから。」みたいな。

家づくりってプロに任せてだけでは、良い家はできないと私は思いますから、「一緒に作る。」この気持ちが大事なんじゃないかと思います。

そしてより良い音を、業者さんと出せるように新たな試みにもトライ中です。

良いことばかりではありませんから。業者さんもそれぞれ責任者だし、もっと言うなら会社の代表者、社長ですからね。そりゃめっちゃ皆クセありますから。(汗)

でも、私達が向かっている方向は一緒でなければ良い家は作れませんから、直接会ったり、意見を交換できる「場作り」は私の役目と思っています。

author:縁で始まる家づくり, category:-, 20:10
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思った事を口に出せば批判される法則。

私たちの仕事は家を作る事ですが、家を作るという事は、そのご家族と一緒の時間を共有していくと言う事です。よく、人間関係とか言いますが、私たちの仕事と言うか、業界は人間関係でも深い所まで関わっていきます。「そうしたい。」からではなく、「自ずとそうなってしまう。」と言った方が分かり易いでしょうか?

言葉は悪いですが、財布の中身まで知る必要がある業界です。数千万もする業界だから、家計の中身も時には知る必要もありますし、知ったからこそアドバイスも出来る。

子供はもう一人作る予定ですか?なんて事も家計にも、それこそプランにも大きく関わってきます。ドライな話、お互い他人です。血の繋がりもありません。身内でもありません。

ですが、聞くことや、知らなければならない事は沢山あります。しゃべり上手より聞き上手になる事が大切な業界だと思います。

私は単純ですから思った事は口に出します。だから良く誤解もされますし、時には勘違いもされます。他方、思った事を口に出さずに、夫や妻だけには言う方もいれば、誰にも言わない方もいるでしょう。

どれが正しいかなんて分かりません。正解もありません。所謂、性格ですもんね。

ただ、その性格まで知って、関わらないといけない業界だと思うんです。住宅業界は。

「作る」という結果を出したと言う事は、それまでに信用を得て、施主様と一緒にいろんな事を積み上げて、「作る」という結果になったんだと思います。

それには信用?いや期待感?は最低限、施主様から勝ち得ていると思います。誰も信用できない方には、一生に一回かもしれない家づくりを頼まないからです。

だから信用される人間になりたい。なります。

う〜ん?これも少し違いますね。。。

何故なら、お互い様だから。

全てお互い様。私たちからも施主様を真剣に見て、関わって、無理な場合もあるんです。相性って言葉が一番近いかもしれませんが。。。

お互い五分ですからね。関係性は。

どちらかが偉いなんてありません。よく医者に行ったら「先生!」って感じになるじゃないですか?あきらかに年下なのに、偉そうに言われても、「はい」みたいな…

ダメですよ。私は絶対に何か言いますね。(笑)

個人的に信頼できるお医者さんが私にはいますが、その先生が言ってました。「医者は大抵、自分の事を特別に思っている」って。この言葉に引っかかるドクターはやっぱりそうなんでしょうね。特別な人間なんているんですかね?

住宅業界でも、有名な設計の先生なんかもそうかも知れないですね。

「う〜ん。僕のイメージと違う。」みたいな。僕のイメージなんかどうでもいい。住むのはあなたではありませんから。

違う違う。みんな五分です。お互い様。

家は施主様だけで作れない。また施主様がいなかったら、家は作れない。

建売は作ってますがね。(謎)

病気になったら、お医者さんの力は必要。でも患者が来なかったら、病院は成り立たない。診察もカウンセリングも出来ない。

人類皆兄弟!ではなくて「お互い様」と言う言葉を大切にしていきたいです。そう思えるって素敵な事と強く信じています。まだまだ人生の修行中ですので、誤解を招くかも知れませんが、思った事、感じた事はアウトプットしないとね。ちなみに、この件でのクレームは一切、受け付けませんので、あしからず。。。。。。

author:縁で始まる家づくり, category:-, 19:16
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一流ではなく超二流で。

今週の週末にスタッフが試験を受けます。

1級建築施工管理技士実地試験といって中々の難関試験です。正直、ゼネコンではありませんから、絶対に必要な資格ではありません。

社内で建築士も、宅建もいますし、私も建築士ですから、現場監理の資格は事足りています。

ただ、本人のスキルアップの為です。

この試験は学科と実施に分かれており、昨年、見事学科を一発で合格した彼は、実施でも合格!にはならず。。。不合格に。う〜ん惜しい。。。

ただ、学科を合格すれば来年、学科は免除となり、実施のみで良いという訳です。ですので、今年は実施のみ勉強をして再チャレンジです!ただし、このお得な期間は今年のみです。

私は、彼のプライベートまでは知りませんから、どこまで勉強しているか全く知りません。忙しい合間をぬって勉強をする事は、年齢的にもキツイと思います。

どういう結果になっても真摯に受け止めて欲しいですが、勉強をする事は合否の結果に関係なく必死に、それこそ寝る間を削ってでもした事は財産だと思います。まあ、寝る間を削っているかは知りませんが。(汗)

私は自分で言うのも変ですが、かなりの不器用です。

大工も、人が一回で覚える事を覚えられないタイプでした。もっと言うなら、かなり怒られて失敗して、落ち込んで、また這い上がって…そして恥も沢山かきました。

一回で出来る同級生を横目で見ながら悔しい思いを何回もしました。そうして、努力して努力してというタイプです。

30代に差し掛かる、20代最後の年に建築士にも挑みましたが、中学しか卒業していない私には理解不能の事ばかり。専門学校に通いましたが、一人作業服の私には友達もできず…(笑)

学校でのテストの結果を毎回廊下に張り出されるのですが、もちろん最下位。。。

何回も「もう嫌、恥ずかしいし辞めたろう!」と思いましたが、単純で負けず嫌いな私が考えた事は、至ってシンプル。

睡眠時間を削って勉強する事と、すぐに本屋さんに行き、小学校と中学校の参考書を買いあさり、算数と数学の勉強を教えてもらうという事でした。

専門学校でも、つまらんプライドを捨てて、いつもテストで一番のM君に声を掛けて、教えてもらいました。

M君は嫌な顔をせずに、授業が終わってからも、廊下で毎日私に教えてくれました。その甲斐もあり建築士の試験に合格できました。そのM君とは今でも年賀状のやり取りをしながら繋がっています。本当に今でも感謝しています。

「自分ってやるやろ??」なんて毛頭思いません。そうではなく後悔して欲しくないですね。最後の最後まで諦めずに頑張る。ただただ頑張る。

そうあって欲しいです。頑張れ〜!

author:縁で始まる家づくり, category:-, 20:00
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何を作る?

今年の2月に、家づくりを終えた施主様の6ケ月点検の時に、家に招待して頂きました。

約半年ぶりに見る家は、家族が実際に生活している家具、置物などを見ていると、本当に大きく変わった印象です。

家をお引渡しする時は、作り手としてMAXの状態だといつも思っています。だからこそ、お引渡しの際は寂しい気持ちにもなります。

しかし、実際に住む施主様が生活をして、半年も経過すれば、当たり前ですが、その方の家になっていますよね。外構には沢山の植栽があり、大きなベランダには家庭菜園もありました。

その家庭菜園で採れた野菜も美味しく頂きました。

食事が始まり、すぐにMちゃんが寝てしまい奥様が和室に子供を寝かしている、何気ない日常の風景をみると「家ってやっぱり主役が住んで、魂がこもるんやな〜」と実感しました。

何かいいんですよね。思いっきり感覚の話なんですが、いいんです。

自分達、作り手が施主様と一緒に作った家に、家族が生活するって、すごい事ですよね。当たり前の事ですよ。本当にごく当たり前の事です。

ただ、一生住むかもしれないし、もちろん、そのつもりで作っていますし。

作り手が施主様にお引渡しをする時に、施主様の新しい生活が始まります。作り手たちはまた違う家づくりを手掛けます。その繰り返しです。

やはり、そこから始まる新しい暮らしを少しでも見れば、また作っている気持ちも変わると思うのです。その気持ちって気持ちの良い、穏やかな気持ちになれるのです。

物を作っているんじゃない。

家族の生活の場を作っているんだ。

その気持ちを大切にと思う、OB様からのプレゼントでした。

author:縁で始まる家づくり, category:-, 19:07
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大自然の家

「箕面市森町の家」始まります。

現在、着工に向けて打ち合わせ中ですが、縁創建工房にとって初の箕面市での家づくりとなります。箕面市といっても大阪府が分譲した大きな大きな開発地です。

殆ど、ハウスメーカーとの建築条件付きの分譲地です。規則正しく同じような家が立ち並んでいるのを見ると悲しくなるのは私だけでしょうか??

その分譲地の、一画だけ建築条件なしの土地があります。ハウスメーカーや設計屋さんや地元の工務店が作った家など…

ここは実に面白い土地です。

大自然に囲まれている分譲地ですが、今回の施主様はその中でも特に環境にこだわり、まさに大自然のロケーションの土地を購入しました。
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いつもの事ながら、家づくりのご縁を頂く方は真剣で真面目な方ばかりです。当たり前の事に聞こえるかも知れませんが、家づくりを軽く見ている方も沢山います。

「プロだから任せて勝手に作って。」

これはさすがにキツイです。。。

H様は家づくりに失敗したくない、そして自分達の想いが沢山こもった家を自分達の力で建てたい。そんなご家族です。

一緒に勉強をして、土地探し、そして家づくりのご縁を頂きました。

この分譲地は、作り手にとってやりがいがある土地です。裏には里山があり、自然界の動物も沢山生息しているんです。

大きな窓からは、その緑が沢山見えるように、施主様と一緒に考え、設計をしました。

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そして地鎮祭。

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最後の挨拶では、しっかりとした口調で、私たちに感謝の気持ちを述べて頂きました。まだ何もしてませんが、有難いお言葉でした。

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今から本格的に始まる家づくり。大自然と調和している家を、施主様と作れるように頑張っていきます。

author:縁で始まる家づくり, category:-, 19:33
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